【2024年最新版】Flutterで作られたゲーム事例5選をご紹介

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この記事の監修
テルプロ
東京都在住のアプリエンジニア。大学では、ソフトウェア開発の研究に取り組む。長期のエンジニアインターンシップを経て、実務スキルを磨き、現在はフリーランスエンジニアとしても活動中。メインはモバイルアプリ開発。IT関連の記事監修も行い、技術の共有と普及に貢献している。監修実績(レバテックフリーランス / CARRER BIBLE 他)

Sensor Towerによると、2022年の世界のApp StoreとGoogle Playストアでのアプリのダウンロード件数は369億件に達しました。

ゲーム開発の世界ではFlutterへの関心が高まっており、Flutterを用いたゲームも増加傾向にあります。

クロスプラットフォーム性や高性能なUI作成といったFlutterの特性が、スマートフォンのゲーム開発で広く活用されており、従来の開発手法では実現困難だった革新的なゲームを生み出しています。

そこで今回は、Flutterで作られたゲーム事例5選をご紹介していきます!

目次

Flutterでゲームを作るとは?

出典:https://flutter.dev/

Flutterは、Googleが開発したモバイルアプリ開発のためのオープンソースフレームワークです。

一つのコードベースでiOSとAndroidの両方のアプリを作成することができ、その効率の良さから多くの開発者に支持されています。

モバイルアプリ開発でよく使われるFlutterですが、実は「ゲーム開発」をすることも可能です。

5月11日に開催された「Google I/O 2022」でGoogleは、新バージョン「Flutter 3」を発表しました。そこで公開されたのが、2Dゲーム開発のための新しいキット「Casual Games Toolkit」です。

このツールキットは、「Flutter」を使ったゲーム開発をよりシンプルにするための無料リソースです。

「Casual Games Toolkit」には以下の機能が組み込まれています。

  • ゲームのメインメニュー作成
  • サウンド&ミュージックの再生
  • モバイル広告の配信
  • アプリ内課金
  • アチーブメントやスコアボード
  • クラッシュレポートツール「Crashlytics」のサポート

このツールキットを使った具体的な使用例を示すチュートリアル動画が公開されています。

「tic tac toe game(〇×ゲーム)」というサンプルゲームも公開されており、ブラウザで直接体験することが可能です。

Googleの公式ドキュメントでは、「Flutter」はアプリ型ゲームの開発に最適であると示されています。

より高度なビデオ型ゲームを作成したい場合は、「Flame Engine」などのゲームエンジンの活用や、コミュニティの情報とサンプルプロジェクトを参考にすることが推奨されています。

Flutterで作られたゲーム事例5選

今回はYoutubeで解説されている、Flutterで作られたゲーム事例5選をご紹介します。興味のあるゲームがあったら、ぜひ動画を見ながらチャレンジしてみてください。

今回ご紹介するゲームは以下の通りです。

  1. Flappy Bird
  2. ギフト獲得ゲーム
  3. テトリス
  4. チェス
  5. ロールプレイングゲーム

それぞれ詳しく見ていきましょう。

①Flappy Bird

動画の内容

「Flappy Bird」は、画面に登場する鳥をタップして障害物である土管をくぐっていくという非常にシンプルなゲームです。このアプリは「Flame Engine」などの外部パッケージなしで作ることができます。

このアプリのチュートリアルで使用される基本的なウィジェットには、Containers、Columns、Rows、Timer.periodic()、AnimatedContainer が含まれます。

プログラミング未経験を対象としたビデオなので、ぜひ参考にしてみてください。

コメント欄より

これはこれまで見た中で最高の Flutterビデオであり、このように実際に動作するゲームをゼロから開発するプロセスは非常に魅力的です。

先生、ありがとうございます!あなたのビデオ(今ではたくさんのビデオが並んでいますね)は他のものよりも格段に素晴らしいです。あなたがデモンストレーションで行っていることを実際に使用し、私のプロジェクトに適用できます(私はこれについては完全な初心者です)。あなたの説明はFlutterチャンネルの人々よりも遙かにわかりやすいです。

ギフト獲得ゲーム

動画の内容

「ギフト獲得ゲーム」は、ユーザーがサンタクロースとなり、30秒間でできるだけ多くのギフトを集めるゲームです。この動画では「Flame Engine」というツールを利用した2Dゲーム作成について説明しています。

「Flame Engine」とは、Flutterのモジュラーなコーディングに対応したエンジンです。画像やスプライト、インプット、アニメーション、衝突検出などのコンポーネントを提供しています。

このゲームの作成は非常にシンプルで、ゲーム開始は「Flame Engine」を起動するだけです。

ゲーム内の各ギフトは自動的にランダムに配置され、サンタクロースのキャラクターはプレイヤーの操作によってギフトを収集します。

コメント欄より

ビデオ全体を通して非常に良い説明が行われています。私はちょうど衝突について学んでいたのですが、たまたまこのビデオが 2 つの異なる例でそれを説明していたので、とても役に立ちました。

このような素晴らしいチュートリアルをありがとうございました。Flutter と Flame を使用してもっとゲームビデオを作成してほしいという私のささやかなお願いです。ゲームのチュートリアルを作成するチャンネルは 2 ~ 3 つしかありません。

③テトリス

動画の内容

「テトリス」は、次々に降りてくるテトリミノを適切に並べて行を消去する楽しさに溢れたゲームです。

実は、この伝説的なテトリスゲームも、Flutterを活用して構築可能なのです。そして、驚くべきことに「Flame Engine」のような外部パッケージを用いることなく、独自に開発することができます。

テトリスの作成には確かに一定の数学的理解が求められますが、このチュートリアルでは、ホワイトボードを活用してゲームの基本ロジックを詳細に説明されています。

コメント欄より

ただコーディングするだけじゃない…本当にインスピレーションを受けた教え

理由は分からないけど恋してるこの素晴らしいビデオをありがとう!

チャンネルのコンテンツに合わせて。いつものように素晴らしいコンテンツ

④チェス

動画の内容

「チェス」は、2人のプレイヤーが戦略と洞察力を駆使して対戦する頭脳戦のゲームです。

このような古典的なチェスゲームも、Flutterを用いて開発することが可能です。このチェスもまた、「Flame Engine」のような外部パッケージに依存することなく、自身で開発することができます。

この動画内では、ソースコードも提示されているので、サクッとゲームを作ることができます。

コメント欄より

個人的には、これは非常に気に入っており、ソースコードが利用可能だったので、これは素晴らしい中間プロジェクトになるだろうと思いました。1 時間のチュートリアルよりも、このようなビデオ スタイルの方がより多くの再生回数を獲得できると確信していますが、それは視聴者が何を楽しみにしているかによると思います。いずれにしても、素晴らしいビデオとクールなプロジェクトです。

Unity ではなく Flutter でゲームを作るのは非常に難しい作業です。よくやった。

⑤ロールプレイングゲーム

動画の内容

Bonfireというフレームワークを使えば、「ロールプレイングゲーム」を簡単に作ることができます。

Bonfireは、Flutterで2Dのロールプレイングゲーム作るためのフレームワークです。こちらは「Flame Engine」というFlutter用のゲームエンジンに依存しています。

このフレームワークは、完全に無料で利用することができ、オープンソースとして公開されています。

このエンジンを使えば、開発環境を手軽に整えることができます。簡単にカスタマイズ可能で、自分だけのユニークな2Dゲームを作成することが可能です。

この動画では、Bonfireの公式ドキュメントを見ながら、ゲームを作る方法を解説しています。

コメント欄より

間違いなく興味深いプロジェクトだと思います!共有してくれてありがとう!

RPGツクールは正直言ってクソなので、これを見ることができてうれしいです。このソフトウェアはひどく過去に行き詰まっており、過去 8 年間のどのゲーム エンジンでもデフォルトとなっている基本的なタスクを実行することさえできません。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回の記事では、Flutterで作られたゲーム事例5選をご紹介しました。

IDC Japanの最新のレポートによれば、国内のモバイルゲーム市場は2025年までに約2448億8200万円にまで成長すると見込まれています。

その一方で、Flutterを使用したゲーム開発も急速に増えています。Flutterを利用したゲームは、優れたクロスプラットフォーム対応性から、既存のゲームよりもはるかに効率的に開発することが可能です。

Flutterに興味があり、試してみたいという方は、実際にゲーム開発を体験してみてはどうでしょうか。

最後までご覧いただきありがとうございました。ではまた!

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この記事の監修者

テルプロのアバター テルプロ アプリエンジニア

東京都在住のアプリエンジニア。大学では、ソフトウェア開発の研究に取り組む。長期のエンジニアインターンシップを経て、実務スキルを磨き、現在はフリーランスエンジニアとしても活動中。主にモバイルアプリの開発に従事しており、プロジェクトに深く関わっている。IT関連の記事監修も行い、技術の共有と普及に貢献している。

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