Flutterエンジニア転職に重要なポートフォリオについて解説!

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この記事の監修
テルプロ
東京都在住のアプリエンジニア。大学では、ソフトウェア開発の研究に取り組む。長期のエンジニアインターンシップを経て、実務スキルを磨き、現在はフリーランスエンジニアとしても活動中。メインはモバイルアプリ開発。IT関連の記事監修も行い、技術の共有と普及に貢献している。監修実績(レバテックフリーランス / CARRER BIBLE 他)

この記事では、Flutterエンジニアとして重要となるポートフォリオについて、その目的や作成方法、さまざまな形式を紹介します。

Flutterエンジニアを目指すあなたが、何から始めればよいのかわからない、あるいはポートフォリオを作成してみたいと思っているなら、この記事があなたの参考になることでしょう。

ぜひ、Flutterエンジニアとしてのキャリアを築く第一歩として、この記事を活用してみてください。

【この記事でわかること】 ※クリックすると見出しにジャンプします
目次

ポートフォリオって何?

まず、そもそもポートフォリオとは何なのかについて説明します。

ポートフォリオという概念については聞いたことがあるものの、その具体的な意味やFlutterエンジニアとの関係について詳しく知らない人も多いのではないでしょうか?

具体的には、以下のような要素が含まれます。

  • あなたが持つFlutterの技術力やアプリ開発の品質が明らかになるもの
  • あなたの独自のコーディングスタイルや、Flutterに対するこだわりが感じられるもの
  • あなたのアプリ制作に対する情熱や積極性が伝わるもの
  • あなたがチームのリーダーあるいは一員として、どのような働きができるのかわかるもの
  • あなたが与えられた要件に対して、どのように対応することができるかが見て取れるもの

これらの要素を通じて、自分自身の技術力を客観的に示すのがポートフォリオの意義となります。

ポートフォリオの構成

ポートフォリオは、主に3つの構成で作られます。

  • ホームページ
  • 自己紹介ページ
  • 作品紹介ページ

ホームページはそのWebサイトの”表紙”とも言えます。

自己紹介ページには、自身のプロフィール、Flutterエンジニアとしての経験とスキル、自身のコーディングポリシー、今後どのようなFlutterエンジニアを目指すのかといったビジョンをまとめて掲載します。

しかし、中心となるのはやはり作品紹介ページです。このページで展示するFlutterによるアプリケーションの制作実績は、企業側があなたがどのようなスキルと経験を持つエンジニアなのかを判断する上で重要な要素となります。

ポートフォリオサイトを作成することで、あなたのFlutterエンジニアとしての能力とポテンシャルを見てもらう絶好のチャンスを得ることができます。

ポートフォリオを作る目的

ポートフォリオの作成についての目的を理解することは重要です。

ポートフォリオを作る目的は、Flutterエンジニアとしての技術力を具体的に示すことにあります。

現在、Flutterエンジニアは様々な分野で必要とされている職種となっており、その一方で興味を持つ人数も増えています。その結果、競争が激化し、なかなか難しいと言われることもあります。

だからこそ、「企業が採用したいと思うレベル」のFlutterエンジニアであることを明確に示す必要があります。そして、この目的を達成するのにポートフォリオは非常に役立ちます。

Flutterエンジニアのロードマップ

Flutterをまだ勉強し始めたばかりという方が、最初からポートフォリオを作ることは難しいはずです。ポートフォリオを作る準備ができていても、その先の道をイメージすることが大切です。

ここでは、Flutterエンジニアのロードマップを簡単に確認しておきましょう。

  • FlutterとDart言語を学ぶ
  • 自己学習による独自アプリの開発
  • 開発したアプリをポートフォリオとしてまとめる
  • ポートフォリオを用いて求職活動を行う

ポートフォリオが必要になるのは、3つ目のステップになります。まだステップ2までの準備が整っていない方は、ポートフォリオを作成する前に焦らず学習に取り組みましょう。

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ポートフォリオの作成方法

ではここから、実際のポートフォリオの作り方を具体的に解説していきます。

ポートフォリオの内容

Flutterエンジニアとして、ポートフォリオには何を含めるべきか、その内容について説明します。

ポートフォリオには、Flutterエンジニアとしての作業を通じて得られた成果物を盛り込むと良いでしょう。特に、個人で制作可能なアプリケーションが望ましいです。

具体的には、以下のようなものがポートフォリオには向いています。

  • Flutterで作成したモバイルアプリ
  • Webサービス
  • ユーザーインターフェースのデザイン
  • プロトタイピング
  • テクニカルなドキュメンテーション

一般的にポートフォリオというと、モバイルアプリだけと考えられがちですが、その他にも載せられる内容は色々とあります。

例えば、「Zenn」や「Qiita」などを活用した技術記事もポートフォリオの材料として役に立ちます。

良いポートフォリオを作るには

では、良いポートフォリオを作成するためにはどうすれば良いのでしょうか?

特に気を付けるべきは、「面接の限られた時間内に一通り目を通し、どのようなエンジニアであるのかを判断する採用担当者の視点」からポートフォリオを作成することです。

そのため、以下の3つのポイントに特に注意してください。

  • 自分が担当できるプロジェクトの範囲を明確に示す
  • 冒頭だけでなく最後まで作品を見てもらえるよう工夫する
  • 採用後のあなたの役割を容易に想像できるようにする

ポートフォリオを通じて、あなたが必要とされているスキルを持つエンジニアであることを強く示すことが重要です。

ポートフォリオにおすすめの作品3つ

Flutterエンジニアのポートフォリオとして、特におすすめの内容を3つ紹介します。

  1. Flutterで作成したモバイルアプリ
  2. Webサービス
  3. デザインレポート

それぞれ解説します。

①Flutterで作成したモバイルアプリ

1つ目は「Flutterで作成したモバイルアプリ」です。

アプリケーション開発において、どのようなアプローチをとり、どのような問題を解決したのかを示すことが重要です。

アプリの概要、コードの説明、そして開発の過程や困難をどのように解決したかなどが挙げられます。

具体的には、以下のポイントを意識してみてください。

  • 開発の目的と結果
  • アプリの機能とそれを実現するコードの可読性
  • デザイン思考とユーザー体験
  • アプリのパフォーマンスと安定性
  • 使用したFlutterのパッケージやライブラリの選択の妥当性

②Webサービス

2つ目は「Webサービス」です。

この場合、開発したWebサービスそのものが最も重要になります。サービスの目的、使用シーン、どのようなユーザーに向けて作られているかなどを詳細に解説しましょう。

具体的には、以下のポイントを意識してみてください。

  • 有用なユースケースの設定
  • 適切なテクノロジースタックの選択
  • システムのアーキテクチャとその妥当性
  • コードの可読性と維持管理のしやすさ
  • テストの完全性と自動化のレベル
  • クラウドインフラを使用したサービスのホスティング
  • CI/CDパイプラインの設定

③デザインレポート

3つ目は「デザインレポート」です。

デザインレポートは、アプリのデザインがどのようにユーザーエクスペリエンスを向上させ、ビジネス目標に貢献するかを示す手段です。ここでは、ビジュアルデザインやUI/UXのスキルをアピールできます。

具体的には、以下のポイントを意識してみてください。

  • ユーザーペルソナとユースケースの設定
  • ユーザー体験の流れとそれをサポートするデザインの選択
  • デザインの妥当性と一貫性
  • ユーザーのフィードバックとそれをデザインに反映させた結果
  • ビジュアル要素やUIの実装についての詳細な説明

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回の記事では、Flutterエンジニアを目指している方に向けて、転職・就職する際に重要となるポートフォリオについて詳しく解説しました。

ポートフォリオサイトを作成することで、あなたのFlutterエンジニアとしての能力とポテンシャルを見てもらう絶好のチャンスを得ることができます。

ポートフォリオの作成で悩んでいる人は、ぜひ参考にしてみてください。

最後までご覧いただきありがとうございました。ではまた!

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この記事の監修者

テルプロのアバター テルプロ アプリエンジニア

東京都在住のアプリエンジニア。大学では、ソフトウェア開発の研究に取り組む。長期のエンジニアインターンシップを経て、実務スキルを磨き、現在はフリーランスエンジニアとしても活動中。主にモバイルアプリの開発に従事しており、プロジェクトに深く関わっている。IT関連の記事監修も行い、技術の共有と普及に貢献している。

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