未経験からKotlinエンジニアになるには?重要な4つのステップを紹介

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この記事の監修
テルプロ
東京都在住のアプリエンジニア。大学では、ソフトウェア開発の研究に取り組む。長期のエンジニアインターンシップを経て、実務スキルを磨き、現在はフリーランスエンジニアとしても活動中。メインはモバイルアプリ開発。IT関連の記事監修も行い、技術の共有と普及に貢献している。監修実績(レバテックフリーランス / CARRER BIBLE 他)

AI技術の進化と共に、Kotlin開発の需要も高まっています。就活生や転職を考えている方々の中には「未経験でもKotlinエンジニアになれるの?」と疑問を抱いている方も多いでしょう。

結論から言うと、未経験からでもKotlinエンジニアになることは可能です。

実際に、未経験からKotlinエンジニアへと転身した人々は多くいます。確かに学ぶべきスキルや知識は多く、学習のハードルもそれなりに高いですが、その努力は確実に価値のあるものとなります。

そこで本記事では、未経験からKotlinエンジニアへの道のりと、Kotlinエンジニアになるメリットについて詳しく説明します。

目次

Kotlinエンジニアとは

出典:https://kotlinlang.org/

Kotlinは、JetBrainsが開発したソフトウェア開発のためのオープンソース言語です。

単一のコードベースでAndroid、JVM、JavaScript、Nativeなど、様々なプラットフォームに対応したアプリケーションを製作することが可能で、その汎用性と効率性から広く開発者に支持されています。

Kotlinエンジニアとは、Kotlinを駆使してアプリの設計から開発、テスト、デバッグに至るまで、アプリケーション開発の全過程を担当するエンジニアのことを指します。

Kotlinは、JetBrainsが開発したパワフルかつ直感的なプログラミング言語で、その明瞭な構文と堅牢な安全性は、アプリ開発者の間で高い評価を受けています。

Kotlinとは?最強のAndroid開発プログラミング言語を初心者向けに解説

Kotlinエンジニアは需要が高い

テクノロジーの発展とともに、モバイルアプリの重要性が増してきています。

Pinterest、Uber、Evernote、Trelloなどの全世界的な大企業が既にKotlinを積極的に利用しています。

日経新聞社の「求人データ 3万件を分析した調査」によれば、Kotlinを扱うエンジニアの平均年収は全プログラミング言語の中で最も高く設定されています。

特に経験とスキルがあれば、年収1000万円超も十分に視野に入るレベルです。これは、Kotlinスキルが市場から高く評価され、大いに求められている証です。

これらの要素を考慮すると、Kotlinの需要は非常に高いと言えます。

Kotlinエンジニアはやめとけと言われることも

一方、「Kotlinエンジニア」と検索すると「Kotlinエンジニア やめとけ」という候補が出るなど、この職業が一部の人々からはネガティブな評価を受けていることは事実です。

その理由として、主に以下の3つが挙げられます。

  • 技術的なハードルが高いから
  • 激務な会社が存在するから
  • 継続的な学習が必要だから

それぞれ解説します。

技術的なハードルが高いから

Kotlin開発には、幅広い技術スキルが必要となります。

具体的には、Kotlin言語に関する深い理解、オブジェクト指向設計の知識、データ解析やアルゴリズム設計のスキル、そしてKotlin開発に必要なフレームワークの知識などが求められます。

激務な会社が存在するから

Kotlinエンジニアとして働く企業の中には、労働環境が厳しいところもあります。

しかし、これはKotlinエンジニアの人材が不足していることが一因と考えられます。Kotlinエンジニアの人材が増えれば、この問題は緩和される可能性があります。

継続的な学習が必要だから

Kotlinエンジニアになるためには、上述したような広範囲な知識が必要となります。

Kotlinの技術や関連技術は日々進歩を続けています。そのため、Kotlinエンジニアになったからといって学びを止めることなく、新しい技術動向をキャッチアップし続ける必要があります。

Kotlinエンジニアになるメリット

Kotlinエンジニアはやめとけと言われることもありますが、Kotlinエンジニアになることで得られるメリットも多くあります。

ここでは、Kotlinエンジニアになるメリットを3つ紹介します。

  • 給与が高い
  • 将来性が高い
  • 最新の技術に触れられる

それぞれ解説します。

高収入を得られる

Kotlinエンジニアの平均年収は500万円~800万円台と、IT業界全体と比較しても高額な傾向にあります。さらに、大手IT企業やスタートアップに勤めると、年収が1000万円を超えることも少なくありません。

Kotlinエンジニアの年収はいくら?海外との比較も紹介

高い将来性がある

KotlinはAndroid開発の公式言語であり、Androidデバイスの利用者が増えると共に、Kotlinエンジニアの需要は増え続けるでしょう。

さらに、KotlinはJavaに比べて構文が簡潔で、開発効率が向上する点も魅力です。これらの理由から、Kotlinエンジニアは非常に高い将来性を持つ職業と言えます。

Kotlinに将来性はある?やめとけと言われる4つの理由と向いている人を解説

最先端の技術に触れられる

Kotlinは2011年に誕生した比較的新しいプログラミング言語であり、その開発や改善は進行中です。

Kotlinエンジニアとして働くことで、最新のプログラミング技術や設計パターンに触れることが可能になります。これは、技術者にとって非常に大きな魅力となるはずです。

このように、最新の技術に常に触れる機会があることも、Kotlinエンジニアの魅力と言えるでしょう。

未経験からでもKotlinエンジニアになれる?

必要な知識の多い職業ですが、未経験からでもKotlinエンジニアになれます。

確かに、Kotlinエンジニアには専門的な知識とスキルが求められます。

言語自体の習得はもちろん、アプリケーション設計、デバッグ技術、ソフトウェアテスト、そして新たなライブラリやフレームワークの追跡など、学ぶべき範囲は広大です。

しかし、このハードルが高さは、その報酬となる給与や職業の将来性と直結しています。前述のメリットを考えれば、その努力は十分に報われるでしょう。

実際、未経験からKotlinエンジニアになった人は世の中に多く存在します。

▼以下に参考になる「体験談」をご紹介します

4ステップでKotlinエンジニアに

未経験からKotlinエンジニアになるためには、明確なステップを踏むことが有効です。しかし、何から始めればよいのか、どのステップが重要なのかを見失ってしまうこともあるかもしれません。

そこで今回は、Kotlinエンジニアになるための4つの重要なステップをご紹介します。

  • KotlinとAndroid開発環境を学ぶ
  • 自己学習による独自アプリの開発
  • 開発したアプリをポートフォリオとしてまとめる
  • ポートフォリオを用いて求職活動を行う

それぞれ解説します。

①KotlinとAndroid開発環境を学ぶ

Kotlinエンジニアになるためには、まず最初にKotlinとAndroid開発環境を学ぶことが重要です。「Android Studio」や「Jetpack」などのツールの使用法を身につけることは必須となります。

②自己学習による独自アプリの開発

Kotlinの基本的な理解とAndroid開発環境の使い方を学んだら、次に自分自身でアプリを作ってみましょう。自分でアプリを作ることで、理論的な知識だけでなく、具体的な開発経験を積むことができます。

③開発したアプリをポートフォリオとしてまとめる

開発したアプリは、自分の技術力をアピールするための良質なポートフォリオです。自身のスキルと経験を具体的に示すことができ、採用担当者にあなたの技術力をアピールするための良い手段となります。

Kotlinエンジニア転職に重要なポートフォリオについて解説!

④ポートフォリオを用いて求職活動を行う

最後に、作成したポートフォリオを活用して求職活動を始めましょう。未経験からでもKotlinエンジニアとして採用を募集している企業も存在します。

また、「いきなりKotlinエンジニアとしての採用は厳しい」という人は、エンジニアとしての採用募集を探してみるのがおすすめです。

未経験からKotlinエンジニアになるための勉強方法

Kotlinエンジニアになるためには、効率的な学習方法と計画が欠かせません。ただ、何から手をつけていいのか分からないという初心者の方も多いでしょう。

ここでは、具体的なKotlinの勉強方法を6つ紹介します。

  1. 学習計画を立てる
  2. 大学で学ぶ
  3. 書籍で学ぶ
  4. Udemyで学ぶ
  5. プログラミングスクールで学ぶ
  6. 未経験でも採用してくれる会社に入る

自分に最適な学習プランを見つけるためにも、ぜひ参考にしてみてください。

学習計画を立てる

まずは、Kotlinエンジニアになるための学習プランを立てましょう。学びたい内容やスキル、そのための学習方法を明確にすることで、学習の効率が格段に上がります。

  • 何を学ぶべきか
  • その知識がどのように応用されるのか
  • どのようなスキルを獲得するべきか
  • どのような学習法が効果的か

これらを明確にしてから学習を始めると、効率よく進められます。「何を」「なぜ」「どのように」学ぶのかを明確にしましょう。

大学で学ぶ

学生でKotlinエンジニアを目指すなら、大学で情報科学やコンピュータサイエンスを学ぶのが最善です。

大学では基本的なプログラミング言語からデータ構造、アルゴリズム、オブジェクト指向プログラミングなど、エンジニアリングの基礎を学ぶことができます。

それらを学んでいく中で、Kotlinを扱えるだけの堅実なスキルが身につきます

書籍で学ぶ

独学で学び始める方には書籍がおすすめです。Kotlinに特化した書籍は数多く存在し、初心者向けから上級者向けまで、自分のスキルレベルに応じて選べます。

【2023年版】Kotlin学習におすすめの本ランキング3選

Udemyで学ぶ

自分のペースで動画で学びたいという方には、「Udemy」のオンライン講座がおすすめです。Kotlinに特化したコースも多く提供されており、自分の学習ニーズや目標に合ったコースを選ぶことができます。

【2023年版】Kotlin学習におすすめのUdemy講座6選《言語別》

プログラミングスクールで学ぶ

Kotlinについて詳しく学びたいという方には、プログラミングスクールが最適です。直接教えてもらえる環境は、理解を深める上で非常に有効です。

最近ではKotlinを教えるスクールも増えてきており、実践的なスキルを身につけることが可能です。スクールではメンターや講師から直接フィードバックをもらえるので、理解が早まることも特徴です。

Kotlin学習に最適なプログラミングスクール3選 – 選び方のポイントとは?

未経験でも採用してくれる会社に入る

未経験でいきなり入社して、仕事を覚えるという方法もあります。ただし、未経験のKotlinエンジニアを募集している企業は非常に少ないため、難易度は非常に高いです。

そのような場合、新卒の方は通常のエンジニアとして入社することをおすすめします。

いきなりKotlinエンジニアになるのは難しいですが、エンジニアとしてスタートすれば、Kotlinエンジニアになれる可能性は高くなります。

また、Kotlinエンジニアに転職を考えている方の場合はまず最低限の報酬で仕事を受け、実績作りやポートフォリオ作りから始めるのが良いでしょう。

Kotlinエンジニア向けおすすめサイト・エージェント3選

最後に、未経験からKotlinエンジニアやエンジニアへ転職したい方におすすめのサービスを紹介します。

リクルートエージェント|求人数NO.1

出典:リクルートエージェント

リクルートエージェントは、求人数がNo.1の総合転職エージェントです。

転職活動を進めるにあたって重要な要素である「求人数」。 リクルートエージェントでは一般公開している求人の他、 10万件以上の非公開求人を取り揃えています。

応募が殺到しすぎるから、企業戦略上一般公開できない重要求人だからなど、 非公開にせざるを得ない魅力的な求人に出会うことができます。

レバテックキャリア|IT/Web業界に特化

出典:レバテックキャリア

レバテックキャリアは、IT/Web業界に特化した転職エージェントです。

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書類や面談の対策もバッチリで、初回提案での内定率は実に90%。エンジニアの皆さん、理想の転職を手助けしてくれる頼りになる存在です。

doda|充実の転職サポート

出典:doda

パーソルキャリアの「doda」は求人情報サービス・人材紹介サービスを提供する転職サイトです。

まずは自分で求人を探してみたいという方も、1人での転職活動は不安を感じるという方も dodaで自分に合った求人を見つけることができます。

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まとめ

いかがだったでしょうか?

今回の記事では、未経験からでもKotlinエンジニアになる方法について解説しました。

Kotlinエンジニアは、現代のアプリ開発におけて中心的な役割を果たしています。これは、KotlinがGoogleのAndroid開発だけでなく、サーバーサイド開発にも積極的に使用されているからです。

モバイル市場の需要は非常に高く、それに比例してKotlinエンジニアの平均年収も全職種の平均年収を上回る傾向にあります。つまり、Kotlinエンジニアは将来性と高収入の両方を持った職種といえます。

Kotlinエンジニアに興味を持った方は、この記事で紹介した学習方法をぜひ参考にしてみてください。

最後までご覧いただきありがとうございました。ではまた!

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この記事の監修者

テルプロのアバター テルプロ アプリエンジニア

東京都在住のアプリエンジニア。大学では、ソフトウェア開発の研究に取り組む。長期のエンジニアインターンシップを経て、実務スキルを磨き、現在はフリーランスエンジニアとしても活動中。主にモバイルアプリの開発に従事しており、プロジェクトに深く関わっている。IT関連の記事監修も行い、技術の共有と普及に貢献している。

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